大聖寺(いすみ市)

大聖寺(いすみ市)

大聖寺はいすみ市大原にある天台宗の寺院です。通称「波切り不動」と呼ばれ漁業関係者から厚く信仰されている。伝説によれば、宝治2年(1248)、地元の漁師の妻が海藻を獲っているとき海中で不動明王像を発見し、安置したのが不動堂のはじまりといわれている。現在の不動堂は貞享3年(1686)にいすみ市鴨根にある清水寺観音堂建替に際して貰い受けて移築したもので、大正5年国重要文化財に指定されている。

基本情報

大聖寺通称「波切り不動」
関東三十六不動霊場の第三十五番札所
住所いすみ市大原10676
電話0470-62-0651
拝観時間自由
拝観料金無料
宗派/山号・寺号天台宗/明王山・大聖寺
本尊・寺宝阿弥陀如来(本堂)
不動明王(不動堂)
創建宝治2年(1248)
不動堂は室町時代後期
(1467年-1572年)の建立
御朱印あり
駐車場あり(無料)
トイレなし
アクセスJR外房線大原駅徒歩15分

大聖寺に行くには県道175号線の大原公園入り口の看板を曲がります。

すぐ岩瀬石材店がありますがそこを右に入る。

「特別保護建造物 波切不動尊 大聖寺」 と彫られた石碑

道路の右側に駐車スペースがあり、不動堂に行くには一番近い。

本堂に行くには、池に沿って進むと本堂と駐車場の入口に出る。

左にすすむと駐車場(無料)。

右にすすむと本堂に行ける。

「大聖寺 本堂庫裡建設記念碑」

本堂

不動堂に行くには正面の石段をすすむ。

観音堂

観音堂の中の様子

狛犬

手水舎

不動堂(国重要文化財)

不動堂の中の様子

「房総の魅力500選」に選ばれています。

大聖寺不動堂についての説明書

国指定重要文化財
  大聖寺不動堂一棟 附厨子一基
            大正五年二十日指定

 海岸に近く太平洋を望み、波切り不動と呼ばれ、特に漁業関係者らの信仰が厚い。伝説によれば、宝治二年(一二四八9、地元の漁師小浜道猷(ゆう)の妻が海藻を採るとき、海中で不動明王像を発見し、安置したという。
 堂は、正面・側面共に三間で、屋根は茅葺(かやぶき)の寄棟造(よせむねずく)りである。軒は二重繁垂木(しげたるき)、正面中央は桟唐戸(さんからと)、両脇及び側面は舞良戸棚(まいらど)と板壁になっている。また、組物についた拳鼻(こぶしばな)、頭貫(かしらぬき)の木鼻、蓑束(みのつ”か)、板蟇股(いたかえるまた)など禅宗様を主とした、和洋との折衷(せっちゅう)様式を示している。
 建立年代を示す正確な資料はないが、様式からみて室町時代のものと推定されている。

   昭和六十一年五月三十一日 いすみ市教育委員会

<境内立看板より>

不動堂の左側から本堂に行ける。

不動尊門柱敷石寄附芳名碑

池にかかる「やまくらばし」を渡ると「大六天王」がある。

「山倉山 大六天王」と書かれている。

大聖寺の近くに、照願寺小浜八幡神社があります。

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