真野寺は南房総市にある真言宗智山派の寺院です。神亀二年(725)行基菩薩によって千手観音を本尊として開山。当初は現在の場所から東に1kmほど離れた高倉山の山頂に開かれたと伝わる。 建永元年(1206)には火災に遭うも、まもなくして北条義時公が私財を投じ、現在の地に七堂伽藍を建立。朝日開運大黒天として、またお花のお寺としても有名。

基本情報
真野寺 | (まのじ) 真野大黒として,お花のお寺 としても有名 |
住所 | 南房総市久保587 |
電話 | 0470-46-2590 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
拝観料金 | 無料 |
宗派/山号・寺号 | 真言宗智山派 |
本尊・寺宝 | 覆面千手観音 |
創建 | 神亀二年(725)行基菩薩 |
御朱印 | あり |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | あり |
アクセス | JR内房線南三原駅 タクシー 10分 JR内房線 千倉駅タクシー約7分 |
*貞観2年(860)遊行中の円仁が彫ったと伝わる大黒様は、古くから商売繁盛、金運アップの朝日開運大黒天として、崇拝されるようになった。
- 毎月6日 大黒天祭
- 2月 4~6日 大黒天大祭 福祭り
- 4月 8日 花まつり(降誕会)
- 6月 あじさい祭り
- 11月23日 覆面千手観音ご開帳・万灯会
真野寺に行くには車がおすすめ。
無料の駐車場が整備されている。

駐車場に一番近いところに大黒天祈祷殿がある。
大黒天祈祷殿(大黒天の分身を祀るご祈祷所)

春になると大黒天祈祷殿前の桜がきれい。
なで大黒

大黒天祈祷殿入り口の彫刻は「初代波の伊八」作。

欄間彫刻の「鶴と松」も初代波の伊八作。

「鶴と松」

寺号碑

男坂

杉木立が並ぶ男坂の階段を上ると本堂に行ける。
本堂・七福神堂・鐘楼

手水舎

本堂

本堂には、ご本尊である覆面千手観音の他、朝日開運大黒天や木造二十八部衆像及び風神像及び雷神像が祀られている。
「高倉山」の扁額

波の伊八の彫刻

天井画(令和2年の奉納)

ユニークな天井画です。
朝日開運大黒天

由緒書

真野寺の縁起
今を去る千余年の昔、聖武帝の神亀二年(七二五)、行基菩薩によって開山された。北条義時が私財を投じ、寺を建立し、覆面千手観音と大黒天立像を安置した。
本寺では、大黒天の出現記念日として、毎年二月六日大黒天福祭が行われる。
里見見義堯公から領田を賜り、徳川幕府から御朱印四十三石を賜り、中興の祖法印頼智宝暦年間当寺を再興した。
関東大震災に七堂崩壊し、当山第十七世栄人観音堂を、竣工・落慶した。
平成元年十二月一日
真野寺
南房総市教育委員会
<境内立看板より>
七福神堂

白寿延命地蔵

健康と長寿を祈ります。
水子地蔵尊

鐘楼(宝暦年間の建立)

新四国八十八ヶ所霊場案内図

境内にある新四国八十八ヶ所霊場をお参りすることで、四国八十八ヶ所の功徳が得られます。
真野寺は、地元の方から「真野の大黒さん」と呼ばれ親しまれる歴史のあるお寺でした。
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