立国寺(出世観音)は市原市の養老渓谷の温泉街にあります。目印は朱色の観音橋です。今から八百年前、源頼朝が石橋山合戦で大庭景親に敗れ、安房に逃れて上総に入り、再起を賭け当山に立て篭もり、平素甲冑に持参の観音像を茅舎に奉祭して戦勝祈願をされ天下統一を成し遂げた。その由緒に因み「出世観音」として広く信仰されています。

基本情報
| 立国寺 | (出世観音) |
| 住所 | 市原市戸面401 |
| 電話 | 0436-96-0097 |
| 拝観時間 | 8:00~17:00 |
| 拝観料金 | 無料 |
| 宗派/山号・寺号 | 日蓮宗/養老山 立國寺 |
| 本尊・寺宝 | |
| 創建 | 不詳 |
| 御朱印 | あり |
| 駐車場 | なし (近くの県道81号線沿いに 有料駐車場有) |
| トイレ | なし |
| アクセス | 小湊鉄道養老渓谷駅徒歩20分 |
車でお越しの際は観音橋近くにある有料駐車場を利用します。

養老川にかかる朱塗りの観音橋を渡ります。

橋を渡ると「一心不動尊」がある。

この先、細い急な坂道が続くので、歩きやすい靴がおすすめ。

本堂

「養老山 立国寺」です。

境内の出世観音

最上位経王大菩薩

祠

右の祠には以下の龍王が勧請されている。
- 大黒龍王
- 大白龍王
- 大青龍王
- 大黄龍王
左の祠には、金白龍王が勧請されている。
出世観音の由来が書かれた看板

出世観音の由来
我が国に仏教が伝わって以来、観音様は、三十三身に変化し、巷に苦悩する一切衆生の迷いを転じ、悟りに至らしめ国民精神の活力となって、その慈悲力・功徳力のご利益は普く衆生の苦難を救済して、津々浦々に知れ渡り観音信仰の礎を築き仏果をおさめてまいりました。
今を去る八百年前、源頼朝公が天下統一の旗揚げの際、石橋山合戦において大庭景親に敗れ、九死に一生を得て安房に逃れ転じ上総に入り、再起を賭け昼なお暗き当処の三谷に立て篭り、平素甲冑に持参の観音像を茅舎に報祭して、一心不乱に戦勝祈願され、三浦義澄・上総介広常・介常胤・下野の小山朝政・下総の下川辺行平・安西景益等の助けを借り下総より関東に攻め入り天下を平定・掌握し、公家社会から武家社会の初めての頭領と成ったとされています。
この由緒に因み、当処に鎮座された御神霊を「再起の守護神」・「出世観音」と命名し当山の観音像に移入せしめ安置しております。この観音様のご利益として、立身出世を願う者にはその願いを成就せしめ、病ある者は速やかに治癒と成し、商売繁盛を願う者には商売繁盛にして、千客萬来と成し、豊作・大漁を願う者にはその願いを成就せしめ、開運成就・良縁成就を願う者には諸縁吉祥にして良縁をもたらし、日々昼夜の「御祈祷」・「供養」により、衆生のあらゆる苦悩・厄災を除き「御払の功徳力・仏光明」を普く永代に光被せしめ、「霊験あらたかなる」観音様として有名となり、今日に至っております。
養老山 立国寺
<境内立看板より>
12月上旬の紅葉の時期がおすすめですが、とても混むのでずらして訪問しよう。
近くに、共栄・向山トンネルや養老渓谷釣堀センターがあります。

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