虚空蔵堂は夷隅郡大多喜町泉水(せんずい)という地区にあります。ここには昔「泉水寺」というお寺があったと伝えられ、山岳信仰との関係、神社の本地仏といったことも考えられる。今は仁王門と虚空蔵堂が残る。仁王門は江戸時代の建物で、門をくぐり正面の石段を上ると虚空蔵堂がある。

基本情報
| 虚空蔵堂 | (こくうぞうどう) |
| 住所 | 夷隅郡大多喜町泉水 |
| 電話 | |
| 拝観時間 | 自由 |
| 拝観料金 | 無料 |
| 宗派/山号・寺号 | |
| 本尊・寺宝 | |
| 創建 | |
| 御朱印 | なし |
| 駐車場 | あり(仁王門付近) |
| トイレ | なし |
| アクセス | いすみ鉄道大多喜駅から 徒歩15分 |
県道172号線の川崎病院近くの交差点を曲がります。
道なりに少し進み左に降りていきます。

仁王門の手前に駐車スペースがある。

仁王門

仁王門の由緒書

大多喜メモリアル・アート
仁 王 門
大多喜町指定文化財
この仁王門は、むかしこの地にあった泉水(せんずい)寺と密接な関係があったものと推定されていますが、寺伝や縁起などは不明で、今は虚空蔵(こくうぞう)堂の門になっています。
構造形式は、入母屋造(いりもやつ”く)りで、三間(げん)一戸(こ)という正面の柱間が三で、その中央の一間が入り口となる八脚門です。
昭和四十七年に、茅葺屋根を銅板に葺き替え、一部妻飾りなどが改造されていますが、各部に江戸時代初期の特色がよくあらわれています。
この門にある像は、金剛力士(こんごうりきし)像で、二王あるいは仁王といわれ、仏法の聖域を護るため寺門の左右に安置されています。二体の像は、阿吽(あうん)一対の形で、向って右が阿形(あぎょう)で口を大きく開き、左が吽形(うんぎょう)で口をきっと結んでいます。躍動する筋肉、威嚇(いかく)の表情は、力強さに溢れ緊張感を盛り上げています。
長年の風雨で痛んでいますが、門とともに貴重な文化です。
平成二年三月
大多喜町
<境内立看板より>
仁王像


参道

参道脇の杉

参道の石段

虚空蔵堂

虚空蔵堂の中の様子

木造虚空蔵菩薩坐像の由緒書

千葉県指定有形文化財
木造虚空蔵菩薩坐像一軀
大多喜町泉水二〇一 大山祇神社
昭和三〇年一二月一五日指定
木像の像高は一・五二メートル。カヤの寄木造である。形状は宝冠を載き、左手を屈臂(くっぴ)して蓮華をとり、右手は掌(てのひら)を前に右膝前で指を伸ばして結跏趺坐(けっかふざ)する。
虚空蔵は慈悲や他に利益を与えることが広大無辺で限りなく、さながら虚空を蔵するごとくもろもろの願いを満たしてくれる菩薩といわれている。
端正な面相、左右の両肩をおおう衣の均整とそのあしらいなどから見て、室町期の造像かと考えられている。
もともと木像は六所神社に近接した大山祇神社の本地仏であったといわれている。大山祇神社は、神仏習合の修験道と関係があり、ここに仏像があった理由があると思われる。
昭和六十一年十月一日
千葉県教育委員会
夷隅郡教育委員会
<境内立看板より>
虚空蔵堂前から仁王門を見た様子

仁王門が印象的な虚空蔵堂でした。
となりには六所神社があります。

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