照願寺はいすみ市大原にある浄土真宗本願寺派の寺院。創建は鎌倉時代初期、常陸国那珂郡に念信によって開山。その後元禄年間に分立し、いすみ市の照願寺は西本願寺を本山として仰ぐようになった。紙本著色親鸞上人絵伝は国指定重要文化財。

基本情報
| 照願寺 | (しょうがんじ) |
| 住所 | いすみ市大原10671 |
| 電話 | 0470-62-0668 |
| 拝観時間 | 自由 |
| 拝観料金 | 無料 |
| 宗派/山号・寺号 | 浄土真宗本願寺派 |
| 本尊・寺宝 | 紙本著色親鸞上人絵伝 (重要文化財 大正4年3月26日指定) |
| 創建 | 鎌倉時代初期念信によって開山 元禄年間に分立 |
| 御朱印 | なし |
| 駐車場 | あり(無料) |
| トイレ | なし |
| アクセス | JR外房線大原駅徒歩15分 |
照願寺はいすみ市大原の県道175号線から少し入ったところにあります。
照願寺の看板が目印です。

駐車場に行く道は狭いので注意してね。

無料の駐車場がある。

石碑には「二十四輩重十七番」とあります。

親鸞聖人は関東で布教活動をしました。
親鸞聖人の直弟のうち、とくに高弟といわれる人々は「二十四輩」と称せられた。
参道

縁起

浄土真宗本願寺派です。

鐘楼堂

手水舎

本堂

「無量殿」の扁額

紙本著色親鸞上人絵伝についての看板

国指定重要文化財
紙本著色親鸞上人絵伝四巻
(しほんちゃくしょくしんらんしょうにんえでん)
大正四年三月二十六日指定
いすみ市大原 一〇、六七〇
照願寺
この絵伝は、鎌倉時代に流行した祖師絵巻伝の一種で、各巻とも縦は四一、三センチ、横は第一巻が一一、七六メートル、第二巻一三、九四メートル、第三巻一四、七八メートル、第四巻一三、七二メートルになっています。
親鸞は浄土真宗(一向宗)の開祖で、それまでの仏教がとかく支配階級と結びついてきたのに対して、貧しい庶民に救いを与えることを主眼にしました。
各巻の題箋に「本願寺親鸞聖人傅繪」とあるほか、各巻未には「康永三年(一三四四)仲冬朔日外題書之釈覚如七十五」との署名があり、第四巻の奥書には、親鸞聖人を顕彰する意図のもとに製作したことが記されています。
色彩が美しく、人物、動作が生き生きと描かれている点が高く評価されています。
なお、現品は現在東京国立博物館で保管されています。
平成九年八月二十九日
いすみ市教育委員会
<境内立看板より>

いすみ市には数少ない浄土真宗本願寺派の寺院でした。

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