西願寺は市原市平蔵にある天台宗の寺院です。阿弥陀堂は1495年の建立で本格的な禅宗様(ぜんしゅうよう)の技法に則って建築されています。昭和30年に国の重要文化財に指定された。

基本情報
西願寺 | 阿弥陀堂は国指定重要文化財 |
住所 | 市原市平蔵1360 |
電話 | 0436-89-3021 |
拝観時間 | 自由 |
拝観料金 | 無料 |
宗派/山号・寺号 | 天台宗/清泰山 |
本尊・寺宝 | 阿弥陀如来 |
創建 | 阿弥陀堂の創建は 1495年(明応4年) |
御朱印 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | なし |
アクセス | 小湊鉄道上総牛久駅から 小湊バス大多喜車庫行き 「あみだ畑」下車徒歩約3分 |
西願寺は市原市の国道297号線沿いにあります。

広い駐車場(無料)がある。

天台宗清泰山西願寺

本堂は2021年に改修された。

新しくてきれい。

阿弥陀堂

阿弥陀堂は1495年の建立で国の重要文化財。

貴重な建物を近くで見れます。



国指定重要文化財
西願寺阿弥陀堂附厨子
昭和30年6月22日指定
所在地 市原市平蔵1360番地
西願寺は、同寺の略縁起によると、「平蔵(へいぞう)城主平将経(たいらのまさつね)は厚く三宝に帰依し、鬼門守護のため東国無双の七堂伽藍(しちどうがらん)を建立させたが、明応4年に落城したので行基菩薩(ぎょうきぼさつ)御作という阿弥陀如来を安置し、西願寺と号した。堂の上部は総て金箔塗り、下部は朱塗りにして金色燦然としてまばゆいため、平蔵の光堂(ひかりどう)と称するに至った」とあります。
堂は正面三間、側面三間で周囲に切目縁(きりめえん)のつく茅葺の寄棟(よせむね)造りです。
軒廻りは二軒の扇垂木(おうたるき)で、それを支えるための組物は三手先詰組(みてさきつめぐみ)という構造です。軒の出が深く、反の出の大きい屋根のため、見事な建築美を構成しています。
内部は来迎柱(らごうはしら)と内陣柱(ないじんはしら)の四本の内側に内陣をつくり、その上部は鏡天井です。組物や架構も、大虹梁(だいこうりょう)、大瓶束(たいへいつ”か)、海老虹梁(えびこうりょう)など、すべて本格的な禅宗様(ぜんしゅうよう)の技法に則って建築されています。
この堂は、昭和2年に解体修理を行いましたが、その際んび内部に尾垂木(おたるき)に墨書が発見されました。それによると、明応4年(1495年)鎌倉の名人大工二郎三郎らによって建立されたとのことです。
また堂内に安置されている厨子も堂の様式と同じ三手先詰組、二軒の扇垂木で創建当初のものであるので、昭和30年に堂と合わせて重要文化財に指定されました。
令和6年3月 市原市教育委員会
<境内立看板より>






境内の中ほどにある石仏

阿弥陀堂の左側にある石仏

貴重な禅宗様式の建物が近くで見れてありがたい。しかも無料です。
市原に行ったらぜひ寄って見てください。
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