松尾神社はいすみ市夷隅町須賀谷にあります。御祭神は大山咋命(おおやまくいのみこと)で、創建は1646年一宮町の観明寺に勧請、その後1875年に現在地に移建。本殿はいすみ市指定有形文化財。

基本情報
松尾神社 | 旧村社 |
住所 | 千葉県いすみ市須賀谷513 |
電話 | なし |
拝観時間 | 自由 |
拝観料金 | 無料 |
御祭神 | 大山咋命 (おおやまくいのみこと) |
創建 | 1646年一宮町観明寺に勧請 1875年当地に移建 |
御朱印 | なし |
祭礼 | 9月13日 |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
アクセス | いすみ鉄道国吉駅から 徒歩60分 |
道路を挟んで反対側に駐車スペースがある。

神社入口

鳥居

鳥居をくぐると左側にある、浅間神社。

参道

参道左側にある境内社

三山(出羽三山)が祀られている。

参道の両側は杉林。

手水舎

拝殿

向拝の彫刻

木鼻


「松尾大明神」と書かれた扁額

松尾神社本殿についての説明書

夷隅町指定有形文化財
松尾神社本殿
夷隅町須賀谷
昭和五十二年六月二十七日指定
由来記によれば正保三年(一六四六)一宮観明寺内に祭神大山咋命(おおやまずみのみこと)が勧請され、その後元文元年(一七三五)再建されたとあるが、現在の本殿は幕末(一八五〇)頃の建立と思われる。当時上総一宮において海難よけとして信仰されたらしく、彫物はほとんど波形紋でいかにも小型漁舟の九十九里海岸における困難を思い起させる。
明治八年(一八七五)当地に移建されてからは氏神としてまた豊作神として祭られたと思われる建物は蛙股(かえるまた)、支輪板(しりんばん)、大幣束(だいへいそく)、笈形等(おいがたとう)全部波形紋彫刻で持送りは、ぼたんの籠彫りとなっている。脇障子は獅子で後補である。また、脇障子は明治八年九月吉日施主中長左ヱ門、田中茂右ヱ門とあり、移建の際の寄進である。
農村に移建はされたものの本来東海漁民の気風を表した幕末建造物として貴重な遺構である。
懸魚(げぎょ)は、二重かぶらと若葉となっている。幣殿、拝殿は移築の際及びその後に大改造をしており旧態は一部を残すのみである。向拝(ごはい)彫物は龍で大工長谷川寅五郎彫師藤平春律施主高師沖右ヱ門。
農村に移建はされたものの本来、東海岸漁民の気風を表した幕末建造物として夷隅町の貴重な遺構である。
平成五年三月三十一日
夷隅町教育委員会
<境内立看板より>
夷隅町は、大原町、岬町と3町合併して「いすみ市」となっているので、現在は、いすみ市指定有形文化財です。
拝殿・幣殿・本殿

本殿

神輿庫

境内社

出羽三山

出羽三山の石碑

羽黒山大神・月山大神・湯殿山大神

境内は広く、とても静かです。
コメント