成就院は長生郡睦沢町にある真言宗豊山派の寺院です。本堂の欄間彫刻は「二代目伊八」の作で町指定有形文化財です。平成21年に旧本堂から現在の本堂に移された。また、弘法大師像も町指定有形文化財で、作者は江戸時代に名人と称された彫刻師「島村圓鉄」である。

基本情報
| 成就院 | |
| 住所 | 長生郡睦沢町上市場1291 |
| 電話 | 0467-22-3401 |
| 拝観時間 | 自由 |
| 拝観料金 | 無料 |
| 宗派/山号・寺号 | 真言宗豊山派/無量山・成就院 |
| 本尊・寺宝 | 大日如来 本堂欄間彫刻 木造弘法大師像 |
| 創建 | |
| 御朱印 | なし |
| 駐車場 | あり(無料) |
| トイレ | なし |
| アクセス | JR外房線上総一宮駅から徒歩 40分・車で7分 |
成就院は睦沢町上市場の県道85号線から少し入ったところにあります。
成就院の入口を左に進みすぐ右に曲がると境内の中に入れます。

右側が寺号碑で、左側には「成田山開眼不動」と彫られている。


地蔵尊

右から、
- 禅林地蔵尊
- 無二地蔵尊
- 護讃地蔵尊
- 諸龍地蔵尊
- 伏勝地蔵尊
- 伏息地蔵尊
境内左側が駐車場。

参道

石灯籠(昭和初期の奉納)


本堂

本堂の中の様子


成就院の欄間彫刻
成就院は真言宗の古刹で、本堂の欄間に二代目「波の伊八」武志伊八郎信常の「波に龍図」「波に宝珠図」(左右2点)の彫刻がある。
中央部の「波に龍図」と左右の「波に宝珠図」は、ともに一枚の材で彫られている。龍のモチーフは伊八の真骨頂で、「関東へ行ったら波は掘るな、伊八がいるから恥をかくぞ」といわれ関西の彫り師たちから畏敬されたという。
これらの欄間彫刻の制作年月日は明らかではないが、本尊に向かって左にある方の「波に宝珠図」の裏面右下に「房州長狭郡打墨住 彫工武志伊八郎信由 二代目伊八郎信常作之 同倅伊八郎信秘」との刻銘がある。三代目がすでに信秘と名乗った以後のことなので、文政後半期(1820年代後半)〜天保前半期(1830年代前半)ごろの、初代伊八の後継者としての二代目の製作で、三代目も製作に関与したことをしるしたものだろう。
なお、これらの欄間彫刻は旧本堂にあったが、平成21年に竣工した本堂に取り付けられている。
平成22年8月
<境内立看板より>
成就院本堂欄間彫刻は町指定有形文化財です。

木造弘法大師像も町指定有形文化財です。

睦沢町指定文化財(有形・彫刻)
木造弘法大師像
所 有 者 成就院
所有者住所 睦沢町上市場1291
指 定 日 2017(平成29)年4月13日
弘法大師は中国から真言密教をもたらして、真言宗の開祖となった。修復のときの調査で胎内から「享保三戊戌天六月吉祥日常陸国真壁郡圓鉄大拝所造」との墨書銘が発見され、享保3年は1718年でその6月に今の茨城県真壁郡の圓鉄という人がこの像を作ったことが記されていた。島村圓鉄は元禄期〜享保5年(1688〜1720)ごろに活躍し、江戸時代に名人と称される彫刻師だった。茨城県桜川市の楽法寺(雨引観音)に墓があることから、その近くに本拠を構えていたと思われる。成就院の弘法大師像を作った「真壁郡圓鉄」は島村圓鉄と考えられる。この弘法大師像は、島村圓鉄が仏像なども手掛けていたことを示す貴重な作例である。
2019年(平成31)年3月 睦沢町教育委員会
<境内立看板より>
旧本堂

境内は手入れが行き届きキレイです。
二代目伊八の貴重な欄間彫刻があります。

コメント