山荻神社(館山市)

山荻神社(館山市)

山荻神社は館山市山荻にあります。景行天皇の御代この地に祭場を定め、正倉を造り、稚産霊神(わくむすびのかみ)・猿田毘古神(さるたひこのかみ)を祀ったのが始まりとされる。筒粥神事は2月26日の祈念祭・宅神祭の際に行なわれ、平成5年に市の無形民俗文化財に指定されています。

基本情報

山荻神社(やもうぎ神社とも呼ぶ)
住所館山市山荻273
電話なし
拝観時間自由
拝観料金無料
御祭神稚産霊命(わくむすびのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
創建景行天皇の御代(4世紀前半)
御朱印なし
祭礼9月敬老の日の前の土日(国司祭
10月17日(例大祭)
駐車場なし
トイレなし
アクセスJR内房線館山駅から徒歩70分

山荻神社のお神輿

山荻神社は幹線道路からかなり奥に入ったところにあります。

福楽寺の看板を目指すとわかりやすい。

看板の近くに社号碑と石灯籠が立っているので、そこを曲がります。

道が二手に分かれるので、左に進むと山荻神社で、右に進むと福楽寺です。

「定」が書かれた掲示板ですが、文字が薄れて読めません。

筒粥神事について書かれた看板

市指定無形民俗文化財
   山荻神社の筒粥神事
    平成五年十二月二十四日指定

 この神事は、毎年二月二十六日にその年の農作物の豊凶を占うために行われます。始まった時期は不明ですが、神社の言い伝えに景行天皇が諸国巡幸の折、ここで五穀豊穣を占ったとあり、古くからの神事と考えられます。神事は、祈年式(としごいしき)の後に始まります。まず、前日につくった粥に葦筒(あしつつ)十九本を束にして入れ炊き上げ、神前に供えます。祈祷が終わった後、宮司により筒粥が一から十九まで並べられ、順次二つに縦割りにされます。筒の中の粥の量によって米など十八品目の農作物の作柄と世情が判定され、結果が木版刷(もくはんずり)の紙札に記(しる)されて配られます。かつては農家がこの結果を作付けの目安にし、重要な神事であったことがわかります。
  館山市教育委員会

<境内立て看板より>

参道は急階段が続く。

鳥居と石灯籠

鳥居と石灯籠はともに1822年(文政5年)の奉納。

狛犬と石灯籠

狛犬は1860年(万延元年)の奉納。

さらに急階段が続く。

狛犬と石灯籠

こちらの石灯籠は1787年(天明7年)の奉納。

手水舎は1856年(安政3年)の奉納。

手水石を下で支えているのは力士?

これは珍しいです。

御神木

拝殿

拝殿と本殿

富士大神は1878年(明治11年)の建立。

大炊所

筒粥を釜で煮るところです。

とても古い神社でした。

近くに、赤山地下壕館山城があります。

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